ストレージアップグレードの基本手順:SSDを大きなドライブにクローンする方法
容量を増やしたいけれど、データ消失のリスクは避けたいですよね?そんなときは、現在使っているSSDをそのまま容量の大きいSSDにコピー(クローン)するのがおすすめです。これなら、ファイルやアプリケーション、設定などすべてそのまま新しいドライブに引き継げるので、面倒な再インストール作業は不要。新しいSSDを接続して、専用のクローンソフトを使えばあっという間です。クローン完了後は、古いドライブと入れ替えるだけ。簡単です。ただし、うまく動作しない可能性もあるので、願いを込めて祈りつつ進めてください!
新しいSSDとの接続準備
まずは、新しいSSDをパソコンに接続しましょう。USB-to-SATAアダプターを使うか、直接マザーボードの空きスロットに差し込みます。Windows 10が認識しているかどうかは、ディスク管理を開いて確認します:
- Windows + Xを押して、メニューからディスク管理を選択。
- 新しいドライブが表示されているか、未割り当てまたは認識済みの状態か確認しましょう。
もし見えない場合は、ケーブルの接続や電源供給に問題がないか、一度見直してください。
クローン用ソフトウェアの入手と設定
次は、クローンソフトをダウンロードしましょう。おすすめは EaseUS Todo Backup や Macrium Reflect Free です。ダウンロードしてインストールします。インストール時に管理者権限を求められたら、「管理者として実行」を選びましょう:
- インストーラーを起動し、指示に従うだけです。
- もし何か警告や確認ダイアログが出たら、右クリックして「管理者として実行」を選択してください。
ときどき、インストール中に動作がおかしくなることもありますが、手順通りに進めれば大丈夫です。
クローンツールの起動と操作
ソフトを開いたら、「クローン」や「ディスクコピー」といったオプションを探します。各ソフトには少し癖がありますが、多くは「Clone」や同様の表記が目立つはず。画面上の指示に従いますが、慌てずに一つ一つ確認しながら進めてください。
コピー元とコピー先のドライブ選択
ここが最も重要なポイントです。今使っているSSDを「ソース」、新しい大容量SSDを「ターゲット」として正確に選択しましょう。間違ったドライブを選ぶとデータが失われる恐れもあります。例としてMacrium Reflectの場合:
- ソースのドライブにはこのディスクをクローンを選択。
- 次に、大容量のSSDをターゲットとして設定。
もし不安な場合は、「Diskpart」を使ってドライブの詳細をコマンドラインから確認できます:
diskpart
list disk
select disk 0 (ソースSSD)
select disk 1 (ターゲットの大容量SSD)
detail disk
慎重になりすぎることはありませんよね?
クローンの開始と完了
準備が整ったら、「開始」ボタンを押してクローン処理を開始しましょう。容量やデータ量、パソコンの性能によって所要時間は異なりますが、開くのに数分から数時間かかることもあります。途中でパソコンを触るとエラーになったり、失敗の原因になるので、作業中は放置が基本です。
おすすめのコツ:作業中はPCの電源を切らず、電源供給を確保してください:
設定→システム→電源とスリープに進み、「電源に接続しているときはスリープさせない」に設定しましょう。
また、クローン中にWindowsの邪魔を避けたい場合は、起動可能なUSBを使った方法もあります。
安心して行えるSSDアップグレードのためのポイント集
作業前に重要なデータのバックアップを取るのは鉄則です。クローンは基本的に安全ですが、万が一に備えての準備も必要です。
Windows 10でシステムイメージを作成するには:
- コントロールパネルを開きます。
- システムとセキュリティ > バックアップと復元 (Windows 7)に進みます。
- システムイメージの作成をクリックし、指示に従ってバックアップを保存します。
また、新しいSSDが自分のマザーボードと互換性があるか事前に確認してください。一般的にはSATA IIIが多いですが、自分のPCに合っているか確かめましょう。さらに、クローン用ソフトは、ソースまたはターゲットのドライブにインストールが必要な場合もあります。事前に調査しておけば面倒を避けられます。
よくある質問:大容量SSDへのクローンについて
小さいSSDから大きいSSDにデータを失わずにクローンできますか?
もちろんです。クローンはそう設計されているので、データの損失を心配しなくても大丈夫。ほとんどのツールは、パーティションを自動的にリサイズしてくれて、空き容量をフル活用できます。
もし手動で調整したい場合は、クローン後に:
- ディスク管理(Windows + X > ディスク管理)を開きます。
- メインのパーティションを右クリックして、「ボリュームの拡張」を選択し、未割り当て部分を追加します。
無料のクローンソフトは安全ですか?信頼できる?
はい、信頼できます。Macrium Reflect FreeやEaseUS Todo Backupなど、多くの無料ツールは基本的なクローンには十分です。ただし、無料版は高機能やサポートが省かれている場合もあるので、公式サイトからダウンロードすることをおすすめします。
クローンにはどれくらい時間がかかりますか?
データ量やドライブの速度によって変わります。数百ギガバイトなら30分もかからないこともありますが、数テラバイトのドライブだと数時間かかることも。接続方式やディスクの性能も大きく影響します。
新しいSSDをフォーマットしてからクローンする必要はありますか?
多くのクローンソフトは自動でフォーマットしますが、安全のために事前にフォーマットしておきたい場合は、Diskpartを使ってきれいに準備するのがおすすめです:
diskpart
list disk
select disk 1
attributes disk clear readonly
clean
convert gpt (もしくは mbr)
create partition primary
format fs=ntfs quick
これで新しいドライブがクリーンな状態になり、クローンの成功率もアップします。
クローン中にPCを使用しても大丈夫ですか?
基本的には、クローン作業中はPCを使わないのがベストです。他のアプリを動かすとエラーや失敗の原因になります。可能なら一つの作業に集中し、クローンだけに専念しましょう。もし確実に行いたいなら、起動可能なUSBツールを使えばWindowsを介さずに進められます。
成功するSSDクローンのための重要ポイントまとめ
- 新しいSSDを接続する。
- クローンソフトをダウンロード・インストールする。
- アプリを起動し、「クローン」機能を選ぶ。
- ソースに現行SSD、ターゲットに新SSDを設定。
- クローンを開始し、完了まで待つ。
Windows 10でのSSDアップグレードの最後のポイント
クローンは、手間をかけずにストレージ容量を増やす便利な方法です。この手順を守れば、データもアプリもそのまま引き継げます。まるで引っ越しのように、大きな新居に「荷物そのまま」に移る感覚です。Windows 10では、システムイメージの作成や信頼できるクローンソフトの使用がおすすめです。必要に応じてチュートリアルを参考にすれば、安心して作業できるでしょう。このスキルは、ストレージがどんどん足りなくなるこの時代には非常に役立ちます!