Windows 10でWSLのバージョンを確かめる方法
Windows 10でLinuxを使ってみたい、ということでWSLに挑戦しようとしていますか?素晴らしい選択です!でも最初のハードルは、「今自分がどのWSLを使っているのか?」を知ること。実はこれ、意外と簡単です。コマンドプロンプトを立ち上げて、「WSL 1」か「WSL 2」かを確認するだけ。これがわかると、アップグレードしたり問題解決したりするときに役立ちますよ。
WSLのバージョンを調べる方法
パソコン初心者でも安心、ちょっとしたコマンドで今の状況がはっきりわかります。普段から開発に関わっている方も、自分の環境を把握しておくことは重要です。
コマンドプロンプトを開く
まず最初に、コマンドプロンプトを起動しましょう。スタートボタン横の検索バーに cmd と入力します。表示されたらクリックして開きます。あるいは、Windowsキー + Rを押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに<cmdと入力し、Enterを押すのも便利です。簡単ですね!これがWindowsと直接対話できる入口です。
WSLコマンドを実行して確認
コマンドプロンプトが開いたら、次のコマンドを入力してみてください:
wsl --list --verbose
Enterを押すと、インストール済みのLinuxディストリビューションとそのWSLのバージョンが一覧表示されます。短くしたい場合は、wsl -l -v
も使えますよ。もしWSL 1と表示されたら、「もっと高速にしたいな」と思ったら、後で簡単にWSL 2に切り替え可能です。
結果を見て判断しよう
表示されるのは、きれいに整列された表です。各ディストリビューションの名前とバージョンが並びます。「Version(バージョン)」の欄を見て、WSL 1かWSL 2かを確認してください。もしWSL 1なら、「もっと快適に使いたい」と思ったらアップグレードを検討しましょう。WSL 2はパフォーマンスが向上しているので、特に開発作業にはぴったりです。
WSLをより快適に使うためのヒント
まずはWindows自体を最新版にアップデートしておきましょう。設定 > 更新とセキュリティ > Windows Updateから最新情報を確認してください。WSLをまだインストールしていない場合は、コントロールパネル > プログラム > Windowsの機能の有効化または無効化を開いて、WSLを有効にしましょう。設定後は、再起動が必要になることもお忘れなく。WSL 2を使いたい場合は、「仮想マシンプラットフォーム」のチェックも入れてくださいね。
特定のディストリビューションをWSL 2に切り替えるには、次のコマンドを実行します:
wsl --set-version <ディストリビューション名> 2
例として:
wsl --set-version Ubuntu-20.04 2
ただし、これを実行するには仮想化機能が有効になっている必要があるほか、Windowsのバージョンが2004以降であることも確認してください。バージョンは、winver
と入力すればすぐに確認できます。
よくあるWSLの確認に関する質問
WSLはどうやってインストールすればいいの?
wsl --list --verbose
を実行してエラーや空リストが表示されたら、インストールや有効化の必要があります。すぐにやるなら、管理者権限でPowerShellを開いて、wsl --install
と打ち込むと自動的にインストールされます。古いWindows 10の場合は、手動で「コントロールパネル」から有効化することもあります。
WSL 1からWSL 2に切り替えられる?
もちろん可能です!先ほどのwsl --set-version
コマンドを使えばOK。ただし、そのためのシステム条件を満たしているかも確認してください。性能アップを狙うなら絶対おすすめです。
なぜWSL 1のまま使う人もいるの?
リソースが少ない環境や、特に高速化を必要としないタスクなら、WSL 1でも十分な場合があります。軽量なので、基本的な作業にはコレで充分です。
WSLのバージョン確認には管理者権限は必要?
いいえ!管理者権限なしでもできます。とても簡単です。
素早く確認するための手順
- コマンドプロンプトかPowerShellを開く
wsl --list --verbose
またはwsl -l -v
を入力- 表示された内容で、それぞれのLinuxディストリビューションのWSLバージョンを確認
自分のWSLのバージョンを知ることは、とても役立ちます。アップグレードしてより快適な環境にしたいか、そのまま使いたいか、判断の参考になりますね。特にWSL 2は高速化や新機能が魅力なので、開発者やパワーユーザーにはぴったりです。Microsoftによるアップデート情報も定期的に確認しておくと安心です。
もしこのアドバイスで少しでも迷いが解消されれば幸いです。注意点は、すべてのパソコンが同じ動作をするわけではないこと。何かうまくいかない場合は、お持ちの環境に特有の問題が原因かもしれませんね。